3Dプリンタ

Form 3B+

Form 3B+は、医療関係者や医療機器の開発者向けに設計された高性能3Dプリンタで、患者ごとにカスタマイズされた医療器具を自社で製造することが可能です。これにより、研究開発や生産の外注を削減し、必要な時に現場で直ちに製品を作成できます。

このプリンタはFormlabsが提供する全ての光硬化型材料、包括的に生体適合性や滅菌が可能な材料とも互換性があります。

また、Form 3B+の技術的な進化を経て、さらに機能強化された新世代の医療用3Dプリンタ、Form 4Bが登場しました。
Form 4Bは、前モデルの基盤を活かしつつ、多方面にわたる機能強化が施されています。

最初のプリントから標準治療（スタンダードオブケア）まで

高精度な3Dプリント

Form 3B+は、手術器具や医療機器など、複数のアイテムをプリントするために必要な大きさを備えています。
コンパクトな設計にもかかわらず、需要が増えた際に迅速に生産量を増やすことが可能です。
2020年には、FormlabsのSLAプリンターを使用して7,000万個以上の医療機器が製造されました。

最初のプリントから標準治療（スタンダードオブケア）まで

必要な時にその場ですぐに

この3Dプリンタは、緊急治療が必要な現場から革新的な医療器具の製造に至るまで、さまざまな用途に対応することができます。
利用のしやすさと拡張性を兼ね備えているため、現場での作業効率が大幅に向上し、オンサイトでの応用が格段に便利になります。

実証済の作業工程

Form 3B+はFDA（アメリカ食品医薬品局）の規格を守ったプロセスで対応し、FDAの認証とISO13485の認証を受けた施設で製造されています。
このプリンターは、生体適合性があり滅菌可能な各種材料に対応しており、医療現場での安全と信頼性を保証します。

Form 3B+に適した用途

• 生体適合性や減菌要件への準拠が求められる小型および中型の造形品
• 医療機器の試作、冶具、模型、実製品用部品
• 各患者専用の手術器具や解剖模型
• 診断や教育用の視覚的補助ツール
• FDA認定作業工程で使用する診断用の術前計画用模型
• 高機能材料を研究開発に活用

リモートプリント対応

Form 3B+は24時間連続稼動し、最小限の監視と管理で効率的に動作します。
この3Dプリンターは、プリント設定を細かく調整することで、時間に迫った外科手術用のモデルも迅速かつ確実に完成させることができます。

直感的で効率的

Form 3B+を導入して、臨床作業をシームレスにアップグレードしましょう。
自動レジン供給システム、使いやすいプリント準備ソフトウェア、そして特許取得のクイックリリーステクノロジーを備えたBuild Platform 2など、豊富なアクセサリーがForm 3B+の3Dプリント作業を大幅に効率化します。

驚きの造形品質

Form 3B+は、特許技術を活用して、ミクロン単位での細部まで精密に再現し、極めて高い精度と滑らかな表面仕上げを提供します。
この技術により、製造基準を遵守し、幅広い規格要件をクリアすることができます。